其の234 ｸﾞﾘｰﾝｸﾞﾗｽ[蕎麦]中井 - 愛と悲しみのひとりグルメ

周りを見渡せば閑静な住宅街。

見事にその景観に馴染んでいます。

こちらの店主の方、名門の呼び声高い

神田眠庵や銀座流石琳で修業された経験があるそうです。

そして開店からわずか2年足らずでコストパフォーマンスのクオリティーが高いとの評価のミシュランビブグルマンに選出されることになります。

もしエリートという言葉を使っていいのなら、まさに蕎麦のエリートの系譜を歩んできた新進気鋭の蕎麦職人との表現が適切ではないでしょうか。

サッポロラガー赤星

鰹の塩辛

ん～酒が進みます。しかしこの後、所用につき泣く泣く日本酒は断念😢

黒はんぺん

店主の出身でもあるこの店のキラーコンテンツ「静岡おでん」おでん出汁ではなく青海苔魚扮で食べるスタイル。

大根

よく煮込まれています。しかし濃いわけでなく出汁の旨味を存分に感じます。

2産地食べ比べ

バランスが素晴らしいそばつゆ。

長野県産

蕎麦は穀物なんだというのを痛感する自然の滋味深い味わい。

手繰り噛み締めると穂のかな甘みを感じます。産地が違うだけで蕎麦にも個性が出るのはおもしろい。さらに感じたのが冷水での〆時間。〆過ぎない方がより蕎麦の風味が際立つなというのを実感。

蕎麦湯

〆の蕎麦湯はサラサラタイプと濃厚ポタージュタイプと選べます。

ポタージュタイプで

ルチンが染み渡る～

寡黙ながら端々に感じる店主の蕎麦への情熱と蕎麦愛。

次回は日本酒と蕎麦前を肴にゆっくりと過ごしたいと思います。